(仮訳)真空パックされた牛肉から分離された好冷性酵母の新種、Kazachstania psychrophila
Kabisch, J. et al., 2013. Kazachstania psychrophila sp. nov., a novel psychrophilic yeast isolated from vacuum-packed beef. Antonie van Leeuwenhoe. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10482-013-0011-5 [Accessed January 6, 2022] 【R3-09121】2022/1/6投稿

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3行まとめ

ドイツにおいて真空パックされた牛肉から分離された酵母の一種を検討し、Kazachstania psychrophilaとして新種記載した。
本種は好冷性酵母であり、生育は4-15°Cで見られ、20°C以上では見られなかった。
また、本種は最大16%の塩化ナトリウム濃度でも生育可能であり、近縁の3種とはそれらの性質により明瞭に区別された。
Germany

(新種)

Kazachstania psychrophila J. Kabisch, C. Höning, C. Böhnlein, P. Pichner, M. Gareis & M. Wenning
語源…好冷性の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kazachstania lodderae
発酵能が類似している
資化能が類似している
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり真空パックの牛肉ではなく土壌や乳製品などから分離される
本種と異なりマルトースを発酵不能
本種と異なりコハク酸を資化不能
本種と異なり20°Cで生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kazachstania ichnusensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりα_α-トレハロース、マルトースを発酵不能
本種と異なりラフィノース、コハク酸を資化不能
本種と異なり25°Cで生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kazachstania unispora
ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスクロース、α_α-トレハロース、マルトースを発酵不能
本種と異なりスクロース、ラフィノース、コハク酸を資化不能
本種と異なり20°Cで生育可能
ITSおよびD1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される